公務員大家のブログ

公務員でありながら、職場の許可を得て不動産投資をやっています。2016年4月からセミリタイアに入ります。

公務員の退職金を考える 計算方法と不動産投資的視点

   

img_1418384e61248c7bc093e2bdcbdb409839380公務員は給料が安い分、手当と退職金が充実していると言われます。

今回は退職金に絞ってお話したいと思います。

 

公務員の退職金計算の元となる要素

退職金は退職理由、勤続年数、給与月額で決まります。

 

退職理由

一番退職金が少なくなる退職理由は、自己都合です。

転職等による退職は自己都合ですね。ちなみに定年退職は事業所の職務規定などによる都合で退職となるので、自己都合ではありません。民間企業で定年退職が無い企業などもありますからね。

その他の退職理由としては、「定年退職」、「死亡」、「公務による傷病」などがあります。

職場によっては、早期退職優遇制度などがある場合もあります。

 

勤続年数

勤続年数とは、その名の通り、何年働いたかということです。基本的に勤続年数は切り捨てです。例えば、11年9ヶ月働いたとしたら、11年としてカウントされます。

職場によりますが、育児・介護休業は全部もしくは一部を除いて勤続年数に割り当てられたりします。

厚生労働省が出している規定例によれば、育児・介護休業期間中は全てを勤務したものとしてみなされるようです。

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育児・介護休業等に関する規則の規定例[簡易版] | 厚生労働省

 

公務員の場合であれば国(厚生労働省)の規定に準じている場合が多いので、育児・介護休業期間は、全部もしくは2/3ほどを退職金の勤続年数に割り当てられるのが順当なところでしょう。

職場の服務規程をしっかりと確認し、育児・介護休業を取った場合の退職金への影響を確認しておきましょう。場合によっては、2/3を退職金の算定に充てるとなっていた場合、勤続年数が就業し始めてからの期間と少しことなりますので、要注意です。特に前述の通り、勤続年数は端数の月数は切り捨てになる場合がありますので、確認しておきましょう。

また、勤続年数は1~10年、11~25年、26~34年、35年~  と段階的に加算率が変わってきます。

例えば、10年11ヶ月であれば11ヶ月を切り捨てし10年扱い、あと1ヶ月頑張れば11年となり、一つ上の加算率となるので、ぐっと退職金があがります。

 

給与月額

これは毎月の給与の基準となる額です。手当等は含まれませんが、私のように教員の場合は、残業代の代わりに「教職調整額」があり、退職金の算定の際、給与月額に加算されます。

給与明細をみて給与月額を確認しておきましょう。

 

公務員の退職金計算方法

では、これらの3要素を使っての計算方法を見てみましょう。

ここで非常に大事な資料の登場です。

国家公務員退職手当支給率早見表 | 内閣官房

こちらには国家公務員の退職金支給率が書いてありますが、地方公務員も基本的にこの表に準じています。

この表の縦の部分を辿って自分の勤続年数を見つけましょう。

横に自分の退職理由を辿ってみると、退職手当支給率を見つけることができます。

 

公務員の退職金 具体的な計算例

自己都合による退職、勤続年数5年、給与月額 25万円の場合

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退職手当支給率 2.61 × 25万円=65.25万円 となります。

 

定年退職・勤続年数35年、給与月額が50万円の場合

 

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退職手当支給率49.59×50万円=2479.5万円 となります。

 

退職手当支給率について

支給率は年数を経れば経るほど二次関数的(ちょっと言い過ぎですが)に上がっていきますので、勤続年数1年あたりの数値が大きくなります。

 

ちなみに自己都合・勤続年数1年の場合、1年あたりの支給割合は、

0.522/1年=0.522です。

 

定年退職・勤続年数35年の場合の1年あたりの支給割合は、

49.59/35年=1.41です。

 

 

公務員大家的まとめ

勤続年数がながければ長いほど勤続年数1年あたりの退職手当支給率があがり、給与月額(基本的に年功序列)もあがります。退職金の額も雪だるま式に大きくなっていくわけです。

公務員ができるだけ長く勤めようとするのもわかりますね。

 

公務員は手当と退職金が充実している分、給料が安いと言われますが、不動産投資をする上では最強の属性なので、それを活かせば給料が安いのをカバーしてもあまりある有利な状況です。

また、退職金の支給率は世の情勢によって、少しずつ下げられていますので、退職金を当てにしていやいや長く勤めるより、ある程度不動産投資で退職に向かう準備をしておき、自分の気持ち次第でいつでも辞めることができる状況を作っておくが定石だと思います。その上で仕事が楽しいのであれば長く勤めあげるのも手だと思います。

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